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「JWWではじめる天空率」資料付

 

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ここでご紹介している「JWWではじめる天空率」をまとめた資料を、適合くん体験版にPDFファイルで同梱しています。

 

JW-CADとは

 

JW-CADは、1997/7/1にVer0.01テストバージョンとして初アップして以来、高性能で使いやすいフリーウェアのCADソフトとして、建築や土木や設備や機械業界など、幅広い業界で使用されています。
2000/8/13 Ver2.00で日影計算機能を搭載し、2003/1/1 Ver3.00で天空率計算機能が追加されました。

 

JW-CADのダウンロードはこちら

Jww Home Pageが表示したら、ダウンロードをクリック。@niftyかjwcad.netをクリックすると
JWWインストール用ファイルがダウンロードできます。

 

 

天空率制度基礎

 

[天空率で建築可能空間の最大化]

各種高さ制限により確保されている採光、通風、通風等と同程度以上の採光、通風等が確保される建築物について、当該制限を適用しない。(建築基準法第56条第7項)

平成15年1月1日より施行された改正建築基準法(以下、建基法)内において追加された制度で、従来の高さ制限(道路斜線・隣地斜線・北側斜線)となる建基法第56条に新たに第7項として設けられました。 従来の斜線勾配等による仕様規定から、"天空率"という新たな指標を用いて高さ制限の緩和が可能となる制度(性能規定)の併用が可能となりました。

 

 

[天空率とは]

任意の測定ポイントに対して正射影投影(魚眼レンズで空を見上げたもの)された図(天空図)より、建物が投影されている範囲の除いた空間の割合(=空の見える割合)のことを天空率といいます。

 

 

「測定ポイント(O)」と建築物頂部(指定点A、B)を結んだ際に発生する「P」を、垂直に投影面に描くことで、天空図(正射影投影法)が作図できます。 最終的には、円(水平投影面)の面積から建築物投影面積を引いた割合で天空率を求めます。

 

天空率制度は、所定の測定ポイントに対して適合建築物と計画建築物の天空率を比較し、適合建築物の天空率よりも計画建築物の天空率が上回って(同等以上)いれば、従来の高さ(斜線)制限と同等のものという扱いで無視することが可能となります。

 

 

[天空率算定における作業の流れ]

天空率算定を行う際の流れとしては、まず適合建築物計画建築物及び算定(測定)ポイントを作成することが必要不可欠となります。これらを作成後、天空率計算を行い、天空率の差を確認し、最終的に申請図書を作成します。

適合建築物:従来の高さ(斜線)制限を建物に置き換えたものです。

計画建築物:実際に建てる建物です。

測定ポイント:測定ポイントは、各高さ(斜線)制限毎に定められています。

適合建築物、計画建築物

 

測定ポイント

 

[天空率計算]

天空率計算は、大きくシステム計算求積計算の二つに分かれます。
システム計算は、通常全ポイントに対して行い、各区域(領域)毎に差の少ないポイント(法文上の近似点)に対して最終的な判断基準となる求積計算(面積算定)を行います。
また、併せて配置図と天空図の整合性を見るための正射影位置確認を計算させます。

システム計算:全ポイントの計算、近似点確認

求積計算:区域単位の近似点における面積算定(図書でのチェック)

正射影位置確認:配置図と天空図の整合性の確認 設計者は、天空率影響部分のチェックとしても利用

 

 

JW-WINによる
天空率算定作業

 

[JW-WINによる天空率算定]

それでは実際にどのような流れで設計者が作業を行っているか簡単に解説します。
天空率算定は6行程の作業を行います。そのうち前半3つは作成(作図)作業となり、これが間違っていると計算結果は何の意味も持ちません。JW-WINは、基本的に計算のコマンドがあるだけで、“何を”“何処で”にあたる各建築物と算定(測定)ポイントは自分で作成します。前半の作成を行う3工程は、順番はあまり関係ありません。
後半の3行程が各種計算となります。

天空率算定の6行程

STEP1 算定ポイントの作成

STEP2 適合建築物の作成

STEP3 計画建築物の作成

STEP4 天空率計算

STEP5 天空率比較

STEP6 求積計算

 

 

[サンプルデータで解説]

天空率算定モデル:道路斜線による算定

住居系の低層(13mフラット)の建築物で、赤い部分が従来の道路制限にあたることにより天空率を利用するというケースです。

 

各建築物及び算定(測定)ポイントはこのような関係になります。

 

 

[Step1]算定ポイントの作成 適合くん(適合建物、測定ポイント自動生成システム)

天空率計算を行うポイントを作成します。
道路斜線の場合、道路の反対側のラインに依存しますので、接道状況複雑な場合は、事前に確認する必要があります。

点又は、交点で作成

適切な位置になっているか?

 

 

[Step2]適合建築物の作成 適合くん(適合建物、測定ポイント自動生成システム)

次に適合建築物です。 区域単位の適合建築物をそれぞれ単独のレイヤに作成します。
どこまでが適合建築物なのか?(回り込みをどう見るか?)によって適合建築物の平面形状が変わることで比較元となる天空率も変わり、それに伴い計画建築物も変化することになります。

適切な間口・高さになっているか?

 

 

[Step3]計画建築物の作成

最後の計画建築物は、適合建築物のエリア内に存在する計画建物ということになり、単純ですが日影計算のように建物全体ではなく、適合建築物内になります。また、区域が分かれる場合は、全て分けて作成する必要があります。

適合建築物内で漏れがないか?

 

 

[Step4]天空率計算

測定ポイント、適合建築物、計画建築物の作成が終わると計算となります。
計算する建物(適合または計画)のみを表示させて、計算させます。適合または計画に対して1点ずつ計算させ、その結果を必ずどこかに書き込みます。
各建築物や算定ポイントが正確に作成されていても、計算するべき建築物(の表示)や計算させるポイントの指定が間違ったまま計算させてしまうケースも考えられます。
また、計算結果が自己管理ですので計画変更等の場合、どこに書き込んだ結果が最新のものかも把握しておく必要があります。

 

 

[Step5]比較計算

全ポイントの計算が終わったら適合建築物よりも上回っているかどうかの差を確認します。

 

 

[Step6]求積計算

最後に、求積計算を行い安全率以上の差を確保しているか確認します。
その際、適合および計画建築物がシステム計算に対して内外接を取り分けて計算されているかの確認も重要なポイントとなります。

 

以上が、JW-CADによる天空率算定の流れとなります。

 

 

審査に当たって

 

[天空率算定における注意]

天空率算定にあたって一番重要となる、計算に必要な各建築物及び算定ポイントが正しく設定(作成)されているかが重要となり、作成者が理解して利用しているかが重要となります。

 

 

[各種計算]

天空率計算は、算定条件が正しければ問題ありませんが、JW-CADのように表示されている建築物に対して計算させる形式のシステムは、表示のしかたを(例えば適合と計画を両方表示)間違えると、計算結果に問題が生じます。
最終的なチェックとしては、やはり各区域の近似点における求積(面積算定)結果と整合性の確認で使用する正射影位置確認で行うことになります。

 

 

適合くんについて

 

適合くんは、JW-CADの天空率計算で必要となる「適合建築物/測定ポイント/断面図」を自動生成し、JWW形式に出力するシステムです。適合くん(適合建物、測定ポイント自動生成システム)についてはこちらをご覧ください。

 

適合くん体験版に、ここでご紹介している「JWWではじめる天空率」をまとめた資料を同梱しています。

 

 

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